生活、音楽、吉井さん
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Koshi Inaba LIVE 2024~enⅣ~ 6/23 Aichi Sky Expo
稲葉さんのソロは扉を開けて別世界へ行くイメージがある。それこそ歌詞にあるように、うらがえしの世界のWonderlandというか。決して人には漏らさない、それどころか自分でさえ見ないようにしている心の奥底の感情を歌っていたりするからなかなかの世界なんだけどな笑。
そんな世界に出会ってかれこれ15年ぐらいか...今も大好きな曲は大好きなままで、en-ballやen3.5など単発のライブも現地には馳せ参じてないけれどもこっそり(?笑)見てきたし、今回2016年のenⅢから8年ぶりのツアーには待ってましたと行く選択しかなかった。この行きたい衝動の理由を解析したとしたら、好きな曲に会いたい気持ちと、この稲さんの世界がどう変化していくのか興味があるとも言えると思う。
チケットは自力で取ろうとしていたところに、コロナ禍ぶりにライブ友達からお声掛けいただいてビーパ会員の彼女に取っていただいた。ありがとうございます。SSでもSでも~と言っていただいて、節約女子(女子でもないけど他に言い方が思いつかん)の私は秒でSで!と返事をしてしまったが、会場的にSSのがよかったよなあとちょっぴり申し訳ない気持ち。有明にも行くそうなのでそこでは良い席来ますように。
そう、このセントレアの真横にあるAichi Sky Expo、全面アリーナ席なんですね。一部で不評の声をちらっと見たことがあるけど笑、ガイシが工事中なら仕方ない。初めての会場だし待ち合わせもあるし、先月のバス乗り遅れを猛省した私は開演2時間前の開場30分前に到着!まあまあ普通か笑。
緊張、曇天(雨)、蒸し暑さ、それから電車の独特な匂いのストレスと、頭痛指数100%で順調に具合は悪かったが、笑顔で再会を喜んでくれたお友達に会ったら元気も回復。しかも場内に入ったところでまさかのオンニにばったり!!初日は取れたって聞いてたけど、2日目も復活でSSが取れたそうな。彼女色んな意味で引き寄せのパワーがある人だから、驚いたけどやっぱりみたいなところもあっておもしろかった。
ちなみにオンニはビーパ歴20年以上だけど稲ソロ聴かないタイプの人で、今回ソロライブは初めてとのこと。雰囲気的に確認するまでもなくそうだろうなとは思っていたけど笑、私がソロ聴かないタイプの人に心を開くなんて超珍しいことである(偉そう!)。なんか不思議な魅力がある人なんだよね。稲さんのファンの人って向こうから近寄ってきてくれることが多くて、私一応吉井ファンなんだけど友人は稲葉ファンっていう笑。でもそういう垣根ない感じすき。縁をつなげてくれてありがとう稲さん。今はもう会わなくなってしまった人達のことももちろん、ね。
そうこう書いているうちにアルバムが我が家に到着した(縦に長い!)。ライブから入るっていうのも新鮮だな。MCで稲さん、期限を決めず仲間達と作り上げた大切なアルバムだと話していた。それを聞いてやっぱり無料版Spotifyで中途半端にシャッフルで聴かなくてよかったっと思った。ライブを思い返しながら、じっくりたっぷ堪能させていただきますね。
この先は僭越ながらライブの思い出話を少し。
※ネタバレ注意
いきなりセトリ載せてます
Koshi Inaba LIVE 2024~enⅣ~
6/23 Sun. Aichi Sky Expo セットリスト
1.NOW
2.マイミライ
3.BANTAM
4.arizona
5.Stay Free
6.Golden Road
7.ブラックホール
8.Chateau Blanc
9.シャッター
10.VIVA!
11.静かな雨
12.空夢
13.oh my love
14.Stray Hearts
15.Seno de Revolution
16.CAIN
17.羽
18.YELLOW
19.Starchaser
アンコール
20.気分はI am All Yours
21.遠くまで
22.Okay
最初に稲ソロはうらがえしの世界のWonderlandのようだと書いたけど、ランドどころか、もはやこの世界は一つの惑星のようだなと思った。曲が増えたからか、月日が経ったからかはわからないけれど、現実的にいえば演出に引っ張られたところもあるかもしれないけどね笑、ただ昔はそんなに大きな規模の世界だとは私は感じていなかったのは確かだ。日が昇り暮れてまた朝が来るように、雨が降り止んで太陽が大地を乾かすように、繰り返される感情の揺らぎを止めることは出来ないけれど、それはとても自然なことで、美しくさえあるのだと————惑星から帰ってきて今、私はそんな風に感じている。
1曲目から新曲でわからない曲だったが笑、歌声はもちろん、歌ってるシルエット、動き、髪のハネ方、あの敬礼、あー稲葉さんだ。衣装はなんかキラキラでテロテロな感じ(雑ー!)。生の姿を拝見するのは2018年のHINOTORI以来、お久しぶりですね。時々少し咳出ちゃってたけど、元気そうでよかった。今さっそく聴きながら書いているけれど、そうだ曲の最後が「この声が消え去るまで歌う」だったのは聴き取れていた。誰にも絶対奪わせない...かっこいいなー。ボーカルのこういう決意表明的な歌詞には胸がこう、願いと希望とせつなさが絡み合ってぎゅーっとなるよね。歳を重ねるごとに歌われると尚更。
確か1曲終わってすぐ最初のご挨拶だったような。うろ覚えだけど「えー愛知、常滑、セントレア、Aichi Sky EXPO、全部あってるでしょ?」って笑。相変わらず男前の顔でしゃべるとかわいいですね。それから「今日はみなさんの心があったかくなるように歌って演奏していくんで、じっくりじっくりじーーーっくり(※たっぷりだったかも)、楽しんでってくださぁい!」といつもの稲さんのご挨拶、ひさしぶりだー。
マイミライは一番熱心に聞いていた頃の新曲だから会えてむっちゃうれしー!ってなった。今日の我々の席はちょい下手側よりの中心らへんで、「この全身で味わいます」のところだったと思うけど上手側で体をくねらせる稲さんがちらっと見えた。昔enⅡ千秋楽のとき、ここで私が黄色い声を上げたらまさかの私だけで一斉に周りの視線が刺さったことを14年近く経っても覚えている。だってあんなにセクシーなんだもん声上げるでしょーよ!今日はねちゃんと?上がってたと思うよ笑。
私がずーーっと聴きたいと思っていたarizonaがやっと聴けたのは本っ当にうれしかった。バックには赤い大地と青空、思い描いていたとおりでもう...大願成就でございます。そしてこの傷だらけで突き進んで行くようなもうめっちゃ稲葉さんだなあっていう歌詞の大好きなGolden Road、なんと言ってもここ、
好きだという熱こそが
最低限で最高の希望
そう、これこそ我が人生です。さっすが稲葉さん。さっすが稲葉さん(2回)。ていうかね20代前半に稲ソロB'z聴きまくって稲さんの精神が刷り込まれてるところもかなりあると思う笑。聴けてよかった~~~。Golden Roadの後はニューアルバムから4連発。今歌詞ちゃんと見たけど、またあなたそんな歌を...なブラックホール、Chateau Blanc、そして確かシャッターの時だったかな自分をぎゅっと抱きしめる仕草してたのは。吉井さんでも経験あるけど、ボーカルのその仕草はやばいのよ...と思った次第。ちょっと芝居がかった仕草大好物。
次のVIVA!は下手側の花道でアコギを背負って歌う稲さん。お友達によると初日は上手側だったとのこと。何曲か前のMCで、今回は足が生えてるみたいなステージで、この後も“活用”していきたいと思います、と安定の先生口調の稲さんに「活用」と思わず反復する声が周囲から聞こえてきたのおもしろかったな。
メインステージに戻り、サム出番です!と言って静かな雨。3.5の配信で聴けてうれしかったけど、雨の日にこうして生で聴ける日が来るなんてな...。静かにじんわりと感動に浸っていた。空夢はライブで先に聴いていてよかったかもしれないと思った曲。「こんな哀しい夢なら 暗闇をさまよう方がマシです 少しずつでいい 新しい自分になってみたいよ」という悲痛なサビのバックでは、カラフルでキラキラした光の粒が飛沫のように舞っていた。私の目からは涙がこぼれていた。
さて終盤、稲さんはみなさんに愛を込めて歌います、とかわいいことを言ってoh my love、ドラマ見てたよのStray Heartsをやって、Seno de Revolution!私のiTunes、いつからか志庵が消えちゃってて曲の存在をちょっと忘れてた笑。すみませんごめんなさい新譜と一緒に取り込んでおきました。そしてそして最近のお気に入りだったCHAINきたー!バックでバンドメンバー含めたみんなの笑顔の切り抜き風の写真が出てくるのめちゃくちゃ可愛かったわー。アンコール待ちのときにお友達に「CHIANかわいかった~」と小声で話したら「シェーン?」って聞き返えされたのめっちゃおもしろかった。確かに響きそっくり笑。続いて羽にアネッサ(YELLOW)で間違いなく盛り上がり、新譜のStarchaserで本編終了!「泣くな、どんなエンディングだとしても 僕はまだ星追う者のひとり」くぅぅ、やっぱり好きだなー。
アンコール1曲目、「ライブが終わった後も夢で会えますように」なんて稲さんってそういうこと言う人だっけ!?とちょっと驚きながら気分はI am All Yours。なるほど「Yes,I am All Yours 長い夜の闇を好きになれる また会いましょう 後ほど夢で抱擁」だからか。私この歌大好き。そして代表曲といえる遠くまでを歌い、ラストにOkayを歌って送り出される我々。この歌で言いたいのは「終わりがあるから 誰もが切なく 輝ける」ということなのはわかっているつもりだが、最後Okayかい!と思わず突っ込みたい衝動を今だ抑えられずにいる。まあ最後を気分はI am All Yoursにしないで現実ちゃんと見ろってOkayを持ってくるところが稲ソロっぽいといえばぽいかもねぇ(泣きながら)。
途中のMCで先行配信してる話をしたとき、配信を聴けばCDを買わなくていいっていうことじゃないんですけど、と言いつつその後聴いてもらえればなんでもいいですって相変わらず適当に話してる感じほんとおもしろくて大好きだったし、バンドのメンバー紹介で、デュランのギターを褒めたとき「隙間を縫うような、オレの歌声を蹴飛ばすような」って、公の場では一人称はほぼ「私」の稲さんがナチュラルに「オレ」って言ったのがリラックス出来てるんだなと思ってあれうれしかったなー。シェーンとも久々に一緒にやって「後ろから久しぶりに音圧を浴びてますが、全く違和感ないです!」と言っていた。徳ちゃん、サム、シェーン、デュランのバンド、安定安心のメンバーという感じでとってもよかった(ブランクあるお前が言うなですみません)。
帰り道、お友達がキモかわいい(?笑)モンスターチャームのガチャが出て裏側がえのきみたいだと話しながら笑った。あ、Ⅳだから目が4つあるのね笑。
終わった直後より、こうしてじっくりゆっくり思い返している今の方がちょっと恋しい。じわじわきている。あれ、こんな予定じゃなかったんだけどな。さっきから気分はI am All Yoursのリピートが止まらない。バックで流れる映像もとても綺麗で、enⅡに次ぐ好きなツアーだったかもしれない。最後の挨拶の場面で、声援への感謝と、我々が幸せだというのがみなさんに伝わったでしょうか、と話していた稲さん。伝わっていたよ、稲さんたくさん笑ってたもんね。それから愛知が初日で...よかった!とのリップサービス、ありがとう笑。そしてこの先のツアーがんばります!って笑っていた。うん、がんばってね。無事千秋楽まで駆け抜けられますよう祈っています。私も久しぶりに会えて、よかったよー!!久しぶりだったけど久しぶりな感じがしなかった。ありがとう、また会いに行きますね。
思い出。