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生活、音楽、吉井さん

   
Fujii Kaze alone at home Tour 2022 at アクトシティ浜松

初めて彼のことを書いたこのブログ、書きながらすっごい心臓バクバクしてた。


私はものすごいミュージシャンに出会ってしまった...!!って。


あれから一年。9割くらいきっと外れるだろうという気持ちだったから、チケットが取れたときは本っ当にうれしかったなあ。そして、初めて聴く風くんの生歌&演奏に、涙が込み上げてしまった私である。最初で最後の「初めてのライブ」を終えてしまって、もうすでにあの時の自分がうらやましい。


終わった後のリアタイブログの言葉の繰り返しになるけれど、風くんの良さを思う存分に味わえるアイディアとユーモアのステージ、最高オブ最高でした。


以下、私の個人的な思い出話です。


仕事の都合で、居住地の愛知ではなくお隣の静岡へお邪魔させていただきました。


晴れた6月初頭の夕暮れ時、冷房を効かせた車で高速を走り、アクトシティ浜松へ。初めての会場だったので、一番心配だったのは駐車場でしたが、開場の15分前くらいの到着で、私が止めた展示イベントホールの地下駐車場はまだ空きがある状態。終わってすぐ駐車場に帰ってきたけど、ほぼ同じ状態でした。地図で見るとわかりにくかったけど、帰りも迷い込まず出られたし、ググった結果ここにしてよかったー。ありがとうインターネット。


一旦地上まで上がって、外を通りホールの方まで移動。エスカレーターを降りると、目の前にいきなり人がいっぱい現れてびっくりした。20代多めの老若男女という印象。すでに開場していて、降りたその足でそのまま入場列に並ぶ形になった。


入場はスムーズで、並び始めてから10分もしないうちに会場に入っていた。配布物は特になかったけれど、ホールに入る前に、事前に知らされていた1階ロビーで配られているリクエストカードを受け取る。誤算だったのは、選んだ理由を書く欄があったこと!思いの丈を、喜んでもらえるような言葉で3行にまとめるのに20分ぐらい悩んでしまい、久しぶりの人混みにクラクラしながらやっと席に着いたときには開演が15分前まで差し迫っていた。


ーネタバレ・長文注意ー
※岡山弁のところは雰囲気で再現してます
※久しぶりに一万字超え





ホールの中では洋楽のBGMがうっすらかかっている。緞帳が下がっていてステージセットはまだ見えず、緞帳前のステージ両端には草花が茂らせてあった。へー、ホールのライブで緞帳下げてるステージは初めてだなあ。


赤いクッションで、木目そのままのデザインの椅子。おしゃれで綺麗なホール。うん、好き。今日は4階あるうちの、3階から眺める形だったけど、そこまで遠く感じない造りだったし、3列の真ん中辺りで全体が見渡せて見やすかったな。ただ、3階と4階は地続きになっているので、3階を4階と間違えてしまう人が1人や2人じゃなく、不安になった隣の可愛い女の子(推定20代前半)に座席の確認のため声をかけられたりした。声まで可愛いかった(癒)。今回両隣が推定20代の女の子で、20代オーラの二人に挟まれて、なんというか、私もすっかり大人の女になったなあと思った。いやもう大人になったとか言う年齢じゃないんだけど笑。


さ、始まります!
演劇の幕開けのように、合図のブザーが鳴り響いた。緞帳が上がって、ステージはまだ暗いままだが、ステージ上が部屋のようになっているのがわかった。上手の奥には階段もあり、上がると屋上になっている。わあぁぁ、ほんとに舞台を見に来たみたい。


下手側に置かれたソファに、ピンスポットライトに照らされた部屋着っぽい風くんがちょこんと座っている。抱えているギター(...にしては小さく見えたけど、マンドリンぐらいの大きさ?)で弾き語り始めたのは、Daniel CaesarのBest Part。と、あたかも知っているように書きましたが調べました。

そうそう!これこれ!!


この子、弦もいけるのね...オールマイティなのではと思ってはいたけど。会場全員が呼吸さえしていないような静けさで歌声に聴き入る。初めて聴く彼の生歌の素晴らしさったら...やばい、泣きそう...


歌い終わり、盛大な拍手と共に明るくなるステージ。目の前に広がったのは、ヴィンテージライクなおしゃれなとあるお部屋。ひー、このインテリア超すき。屋上に設置されたモニターには、白バックにトマトがドーンと映されていて、右下の方に「YASAI(改行)TABEYO」とベジタリアンの風くんからのメッセージが書かれていて笑った。部屋の中央には、ツアーのアー写の、青いテーブルクロスのテーブルがある。そしてその前に、グランドピアノの前後をギュッと縮めたようなサイズのピアノが。変わった形、初めて見た...!


パステルカラーのパープルとピンクの配色の、オーバーサイズの部屋着(上はフード付き)の風くん。かわいいな笑。しかし、足元は白い皮のオックスフォードでスタイリッシュにキメている。ピアノの前へ座り、英語で最初のご挨拶。私はリスニングが壊滅的なので、my roomへようこそ、今夜のSHOWを楽しんでいってください、的なことを言っていたのではないかということしか書き残すことができませんが、ウィスパーで「Relax...Relax...」と言われたことはわかった。おーけーおーけー。正直ガチガチだったから、ここでかなりリラックスできた。


ここからはピアノの弾き語りで、Weak、Sunny、Circlesと、大きな拍手を挟みながら、音源化されているカバー曲を歌ってくれた。CDに収められた、ある意味完璧な音源を普段はずっと耳にしているわけだけど、生で聞いたときのこの気持ちの高ぶり、込み上げてくる涙、これがライブなんだよなあ。


Sunnyからは、それまで息を止めていたような会場から、手拍子が次第に広がって、しっとりから楽しいモードになってきた。Circlesも、音源を聴いているときは手拍子するような感じではないのが、2番からの跳ねるようなアレンジが手拍子を誘い、楽しい雰囲気になったことにライブっぽさを感じた。歌詞の内容はほんとは悲しいもんね...。


立ち上がって、部屋の奥の小さな冷蔵庫(これもヴィンテージなデザインでおしゃれ)から、水を出して飲むのも演出になっていておもしろい。それからブリキのじょうろを手に取り、このうちには素敵な庭、ガーデンもあるんよと、ステージ両端に茂っている草花に水をやる風くんなのだが、この水やりのジェスチャーがめちゃくちゃ雑で会場の笑いを誘う。


水をやり終わると、再びピアノの前へ。この流れはきっと...あぁ、ガーデンだ。ある日ボロ泣きした大好きなガーデン、だいぶ冷静になった今はどうかなと思ったけど、順調に泣きました笑。最初は大丈夫だったんだけどなー。やっぱり中盤からの、「流した涙だけ/ふりまいた愛だけ/豊になる庭で/掴んだ手解き放て/空の果て」からはもうマスクびしょ濡れ。睫毛のカールがとれるーーー。


私は本当にすぐ涙が出てしまう性質だし(そしてそのせいで辛い思いする方が多かった)、つい見返りを求めてしまい、自分の愛が届いているのかわからずまた涙を流したりする。けれど風くんがそれを「豊になる庭」と表現して歌ってくれたことで、私の心はとても救われた。もし君がこの先もずっと歌いつづけてくれていたら、私にこの先訪れる逃れられない悲しい未来も、もし、もし君がいてくれたら、私はまだ大丈夫かもしれない...なんて、重荷を背負わせるわけでは全然ないけれど、そんなふうに思える新しい出会いがあって、私は本当によかったと思う(ここは読んでいる方にはもはやわかるように書くのを放棄した部分です、すみません)。


でも風くんって、ただおもしろいことしながら明るく楽しく歌を届けるお兄さん、というよりは、世界中の悲しみも全部受け止めているような雰囲気がある(と、私が勝手に思っているだけ)。で、私はそういう人に惹かれてしまいがち。どうか彼が、ずっと楽しく歌い続けられますように。


さ、重いのはおしまい!だけどもう一つだけ私のガーデンの推しポイントを言わせて欲しい!(まだ語るんかい)それは「花は咲いては枯れ」「人は出会い別れ」の韻の踏み方。「は枯れ」と「別れ」、助詞から韻を踏んでいる歌詞って思い浮かびますか?これって実はなかなかないんじゃないかなあと思うんです。なので私はこの言葉のはまり具合がむーーちゃくちゃ大好き。これもし自分が思いついたらもうガッツポーズです。たぶん風くんはなんとも思ってなさそうだけど笑。


はい、そんなボロ泣きガーデンの後は、あのピアノのイントロからきらりですよー!あの日、たまたまついていたテレビから流れてきたCMがきっかけで私は今ここにいる。タイアップって超大事だということを改めて思いましたね。タイアップついたらもっと盛大に喜ぼうと、オタクとしての気持ちを改めました。いやそれはそうと、ピアノバージョンのきらりって、もー、すごいよね笑。テンポ速い上にそのリズムで、その音数で弾きながらその歌声で歌います!!?みたいな。ほんと息をするようにピアノを弾いているので、歌唱力に圧倒されていると忘れそうになるけど、ピアニスト並の技術でピアノを弾きながら、抜群の歌唱力で、しかも声質がずるいくらいおしゃれって、ほんと何なんこのひと...まじ天才だわ...。演奏が終わった後の拍手も一際大きかった気がします。


椅子から立ち上がり、アカペラで「今何を見ていた♪」くーー優しさだーーー!!CMを聴いてYoutubeに行って、最初に落ちたのが優しさだった。そして英語の紹介動画でこの歌のことを「優しさへのラブソング」と言っていたことでますます好きになってしまった。この歌が好きな人って、彼の曲の中でもトップクラスに多いんじゃないかと思うんだけれど(私調べ)、具体的な特定の相手ではなく(きっかけはそうだけど)、優しさという感情へ対してのラブソングだと思って作ったからこそ、リスナー一人一人にとっての優しさを思い浮かべられて、そういう歌であるほど広く深く愛されるような気がします。ちなみに私は、優しくされた具体的な相手が思い浮かぶわけじゃなく、優しさという素敵な目の見えないものに思いを馳せながら聴いています(伝わるだろうか、このニュアンス)。MVも一番好き。後半はもうマイクいらないんじゃないかと思うくらいの声量と音量だったなあ...。素晴らしかった。


優しさは楽譜があるので(練習中)双眼鏡で手元も見させていただきましたが、鍵盤を覆い尽くすような大きな手、長い指、滑らかな動きにただただみとれてしまった。ピアノソロの左手のアルペジオ、小さい私は手がつりそうになる笑。♭4つだし...転調するし...付点のリズムだし...趣味程度の私には弾きこなすのがめちゃくちゃ大変だけど、その代わり出来るようになると相当かっこいい。作曲のセンスがほんと天才的だなと思う。ピアノを弾く時間の相当な多さ、努力、才能、そして、ピアノを弾くのがものすごく好きじゃないと辿り着けないところに風くんはいるんだということを、体中でひしひしと感じてきました。


歌い終わり水を飲む風くん。あっ...とどうやら洋服にこぼしてしまったよう。「どうしよ...盛大にこぼした」(あら大変、誰かタオル持ってきてあげて!)「やばい...どうしよ.........このままじゃいけないから着替えよう」(え?)そう言うと部屋の奥の洋服掛けから服を取って、まさかの生着替えだよ笑!なるほどこぼしたのも演出だったのかー。この設定めっちゃおもしろい。インナーの白Tは着たまま、上は赤がメインカラーのスポーティーなブルゾンを羽織り、下は真っ赤な見せパンになってグレーのスウェットを履こうとした、正にその瞬間、\ピンポーン/「え...」www\ピンポーン...ピンポンピンポンピボピボピボ(連打)/「ちょ、え、待って...めっちゃせかすやん」www上手側にある玄関のドアを開けると、宅配業者の人が荷物を届けに来たようです。「すいませんこんな辺鄙なところまで」と、ディスりそうにない風くんのさりげないディスりに笑いました。


さて、届いた荷物とは寝そべり配信のとき(と同じかはわからないけど)の電子ピアノ!マイクはガイコツマイクなの可愛かった。荷ほどきしてグランドピアノの前辺りの床に設置し出す宅配業者さんに「あ、設置も込みのタイプなんですね、ありがたいです~」小芝居がいちいち笑えるw設置している間に、一緒に届いた石松餃子(浜松の有名な餃子店)のチラシを読む風くん。ご当地ネタにめっちゃうける会場。こういうの楽しいよね。設置し終わった宅配業者さんにサインをと言われ、サインした風くんに業者さん「もしかして藤井風さんですか!?」「あ、藤井です(照)」まるで素人のように答える風くんが好き笑。業者さん「石松餃子って野菜もあるみたいですよ」「あっぼくがベジタリアンなの知って下さってるんですか」www


そんな小芝居を挟みつつ、そうそうみんなからたくさん手紙も届いてるみたいで...と、今度は下手側の隅に置かれた、我々がリクエストカードを入れたポストへと向かう。まるでサンタクロースの袋のようにパンパンな袋を電子ピアノのそばまで持ってきて、ここからリクエストコーナーがスタート!


いやそうだよね、そういうことだよね。やっちまったな~。私実は、渾身の1曲と言われて、考えに考えて結局「優しさ」って書いちゃったんです。そう、さっきやりましたね?たぶんセットリストに入ってるだろうなと思った!思ったにもかかわらず書くというね。あ~失敗したわ~。いや何回歌ってくれてもいいんだけどね。せっかくだから違う曲聴きたいよね!というわけで、私は全力で引かれないことを祈っておりました笑。あとで全部読むからと言っていた風くん、彼のことだから本当に全部読むのでしょう。無事引かれなかったので、あとは思いの丈を込めた理由の3行に少しでも喜んでもらえたらと思います。はい。


さて風くん、Youtubeと同じように寝そべって、9枚が目標、13分にセットしよう!とタイマーをセット。「なんか、使い方あっとるかわからんけど」おいおい大丈夫なんか笑。そんなこんなでリクエストカードを袋からシャキーンと引きます。と、1曲目からわからんやつだと頭を抱える笑。歌詞を調べます、とスマホで調べようとするも「ぜんぜん開かん...ずっとグルグルしよる...浜松電波わるいん?」www時間が限られているため繋がる間に次の曲へ移ったんだけど、あれ結局アルデバランが1曲目だったのかな?ちょっとよくわかんなかったけど、他にも何曲か歌詞がわからん...!と言いつつ、リクエストカードからは最終的に10曲歌ってくれたのかな。すみません、わからない曲もあって憶えてないのでセトリサイトをカンニングさせていただいて...


アルデバラン/AI
百万本の薔薇/加藤登紀子(89歳の方からのリクエスト!)
雨/ペトロールズ(淳吾さーん!6月だから、ということでした)
また逢う日まで/尾崎紀世彦
ファイト!/中島みゆき(お仕事がお辛いみたい...選ばれてよかったですね)
接吻/Original Love(風くんの接吻は間違いない)
帰ろう/藤井風(「藤井風さんの」と曲紹介w)
Top of the world/Carpenters
Seasons of Love(Rent)/Jonathan Larson
Call Me Maybe/Carly Rae Jepsen


という感じでした。最後の方、カードの引き方が段々雑になってきて、同時にいっぱいバサーッて出しちゃったりしてて笑えました。ほんと、思わずがんばってー!って言いたくなる愛嬌のある子だなあ。


ここで終わりかと思いきや、今度は会場から直接リクエストを聞きたいと!「もう2列目3列目とかはな、ええじゃろ」と笑、上の方から選ぶことに。みんなめっちゃ手挙げてて積極的だね!(こういう時絶対挙げない人)一人目は3階席、客席からみて右上の女性。最初にリクエストした曲を風くんが知らず「それじゃないとだめですか?」wwwということで、Michael JacksonのRock With Youを。「今日の宿題にしておきます」と言っていました。えらい。二人目は上手側の2階席、最上列の推定20代の男の子。ONE OK ROCKのWherever you areをリクエストし、「あー好きそうやもんね!」いやほんとそういう感じの男の子でした笑。最後は下手側の2階席、優しい風くんは選ぶのに苦労して「どうしよ...どうやって選んだらいい?スタッフさん選んでください」「まっすぐ挙げてる人...みんなまっすぐじゃな」に笑ってしまいましたが、最終的に2階最前列の女の子に。すごく喜んでいて、よかったねえ。リクエストカードに書いたのはうなぎパイのCMとのことで笑、スマホで検索する風くん(愛知から来た私も知らなかった)。コンサートホールに響き渡るうなぎパイのCM。シュール。



「これうなぎパイゆうてる?」\最後に言ってます!/「ちょ...とろりんろ~るが邪魔して...」と何度か聴き直し、「うなぎ~~~パイパーイパ~~イ♪」と風くんのいい声で聴いたときの可笑しさは忘れられないですね笑。会場は大盛り上がり!「ほんとは30秒カバーしたかったけど、ここだけでごめんなさい」と風くん、いや十分最高でした。彼女めちゃくちゃグッジョブ!ありがとう!はーー楽しかった!


しかし会場から直接リクエストを聞く(=お客さんが声を出す場面がある)とは思ってなくてびっくりしたし、うれしかったなあ。コロナ禍になってやっと行けるようになったばかりのころは、大声はもちろん、一言たりとも声を発してはいけない!みたいなプレッシャーや空気感があったのが、2年かけてやっとここまで大丈夫になってきたんだなあ...ほんとにうれしい。歓声ありのスポーツ観戦の実験もするみたいだし、あともう少し、もう少しだよね。少しずつでもいいから、もう逆戻りしたくない。


再びピアノに向い、弾き始めたのは何なんw!この歌、最初友達関係だけどほんとは好きな幼なじみの女の子への歌なのかな?(ちょっと違和感もあるけど)みたいに聴いていたら、なんと神様目線の歌だと知って腑に落ちたし、発想がおもしろくて彼への興味をより深めた。まだ今は言えないけど、これから\何なん!/って応える日が来るのがちょっとたのしみ。


ここで一回屋上に上がったと思うんだよな...たしか。上に来てくれるとだいぶ近く見える!上の階にもよく見える時間があって、この設定、ほんとよく出来てる!次の曲は、今孤独を感じている人に届けたい、自分は人間はみんなで一つのかたまりだと思っている、みんなで呼吸をするところがあるからぜひ一緒にやってほしい――そんな話をして、ロンリーラプソディ。私は捻くれている孤独人間だから、実はアルバムの中でこの曲は他の曲に比べてあまり聴いていなかったんだけれど(孤独を楽しむスタンスは好きよ)、風くんにそう言われ、この広い会場で全員が同じようにこうして呼吸を合わせると、大きな括りではみな同じ人間で、本当に一つの生き物が息をしているような不思議な感覚になった。歌の中に深呼吸するところがあるって、なんだか落ち着くね。


アルバムと同じ流れで、それでは、そして“青春病”。は~~~青春病のコード進行ってめっちゃいいよね~~~(耳コピまでは出来ないんだけど)。この、この胸にせつなさが突き刺さる感じ。隣の可愛い女の子が、手拍子するのも忘れて見つめながら聞き入っているような場面があって、何か思いながら聴いていたのかなって、なんかきゅんとしちゃったな、勝手に笑。


この辺りだったか、いや、もう少し前の段階だったかな、部屋の外が白からオレンジ色になって、このあとやがて青に変化して、ちゃんと日が暮れてたんだよね。えー、もう、そういうの超すき。


そしてこのタイミングで、本日2回目の\ピンポーン/今度は旅路のMV監督などでお馴染みのエリザベス宮地さんがいらっしゃった~!エリザベスさんは手土産にうなぎパイを一枚w持参していて、「今食べると口の中パッサパサになるから後でいただきます」と賢明な判断をしていた風くん。ここからはエリザベスさんがスマホで撮影してくれるということで、撮影風景が屋上のモニターに映ります。ここでエリザベスさんが映してくれたことで、宅配業者さんが来たとき、風くんが「ピアノによくないかもしれないから」と、ピアノに置くのを避けてサイドテーブルに置いていた小さなものが、餃子のマグネットだったことが判明しました笑(しかも結構リアル)。それから、「エ)このピアノ、どこのか知っていますか?」「風)もちろん!YAMAHAさんいつも大変お世話になっております」という場面も。


エリザベスさんが記念撮影をしよう!と言うと、「風)じゃあそこの茶畑で(←庭の草花のところで客席が写るように)」「エ)家に茶畑あるの!?」に笑ったし、撮影中には「エ)バカかっこいいねえ!」(頭に“バカ”をつけるのは静岡発祥なんですね)などと、ここでもさりげなくご当地ネタで笑わせにくる。たのしいなあ。


記念撮影の後は、動画撮影しながらの燃えよ!ピアノの燃えよいいんだよね~~。大好き。私の聞き間違いでなければ、「we are babies」を「we just babies」って歌ってた気がする。justのニュアンスの方が個人的には好きだなー。ライブで歌詞変えるの大好きだから気がつけてうれしかった!またどんどんやってね!


エリザベスさんがお帰りになったあと、「着替えます」と、最後はブルーグレー、いやミントグリーン?っぽいオーバーサイズのセットアップにお着替え。着替えながら、ほとんどマイクが入っていない状態で「このうちカラオケもあるみたいじゃから、みんなで歌いたいなあおもうんよ」と。風くん、かろうじて聞こえてるけど、それはわざと??よくわからないけどとりあえず着替え終わって前に出てきた風くんのかっこよさよ...おおぅ...すきなかんじや...「立っても座っててもええよ」と言い、リモコンを掲げて「(口で)ピッ...あれ?」もう一度「ピッ」


するとかかったのはdamn!!きゃー!!立ちます!立ちますとも!!やっと立てるー!!待ってましたと言わんばかりに立ち上がるロック好き。座ったままな人も結構いたけど、両隣の女の子達も立つ子だったのは心強かった。開演前に後ろの方から、前の人が立ったら見えないけど~みたいな会話が聞こえてきて、そういう人にはほんと申し訳ないけど、経験上頭や体の左右の揺れで酔ったり気が散ったり見えてたのに見えなくなったりするのはよくわかるので、なるべく横にふらふらしないようにはいつも気をつけています(私は自分が気になる性質ゆえにたぶん気を使いすぎ)。


天井にはミラーボールがクルクル回って、照明も派手派手で、もう今日はこのまま弾き語りだけでも構わないくらい楽しかったけど、やっぱりロックは血が滾ってしまうね。バンドなしでもカラオケという設定、その手があったか!とすごくおもしろかった。続いて屋上に上がると、言葉を選びながら話し出す風くん。覚えていて欲しいのは、みんな最初からパーフェクトな存在なんだということ、自分も今日失敗したなと思うことがあったけど、楽しいこと、辛いこと、悲しいこと、すべて同じように受け止めて、今日より明日だと思っています――そんなメッセージのあと、まつり。受け止め方が過剰になって、感情に振り回されすぎてしまうことは、私の人生では結構多いかもしれない。けれどそうなっている自分に気がついたとき、すべてを分け隔てなく真っ平らにならしてみたら、息がしやすくなることもきっとあるだろな、そんなことを私はまつりから受け取った。それにしても、damnのハンドマイクもかっこよかったけど、マイクスタンドでパフォーマンスする風くんは、めちゃくちゃにかっこよかった。


あれは最後の、旅路の前に言っていたんだったかな...人は幸せな状態が普通だと思っている、と言った言葉がなんだかとても胸に刺さった。うん、なんか、幸せでいようって、すごく思った。


前に出て、深々とお辞儀をする風くんに、割れんばかりの拍手が贈られる。


手を振りながら玄関のドアへ向うけど、やさしいから中々帰れないのがかわいかった笑。


風くんの家にお邪魔して、演奏を聴いていたら、日が暮れて、夜になって...本当にそんな体験をしたような、今までにない感覚のライブだった。あー、たのしかったなー。初めての風くんライブがalone at homeツアーの浜松だったこと、ほんと、私にとって一生の思い出です。ありがとう。


誰かのライブに行って、またこの次も行きたいって思えるかって大事だと思うけど、終わった瞬間、そう思ってました。また行くね、絶対!



Fujii Kaze alone at home Tour 2022
2022.6.2.Thu

アクトシティ浜松 セットリスト

1.Best Part
2.Weak
3.Sunny
4.Circles
5.ガーデン
6.きらり
7.優しさ
~リクエストコーナー~
アルデバラン/AI
百万本の薔薇/加藤登紀子
雨/ペトロールズ
また逢う日まで/尾崎紀世彦
ファイト!/中島みゆき
接吻/Original Love
帰ろう/藤井風
Top of the world/Carpenters
Seasons of Love(Rent)/Jonathan Larson
Call Me Maybe/Carly Rae Jepsen
Rock With You/Michael Jackson
Wherever you are/ONE OK ROCK
うなぎのじゅもん/うなぎパイのCMソング
8.何なんw
9.ロンリーラプソディ
10.それでは、
11.“青春病”
12.燃えよ
13.damn
14.まつり
15.旅路
  
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◻︎YOSHII FUNK LOVE
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