生活、音楽、吉井さん
Memories of エレファントカシマシ 日比谷野外大音楽堂2019(7/6)
“今度は野音で、恍惚するほど打ちのめされたい。”
FM802の感想の最後に書いた想いに、エレファントカシマシは、みやじは見事に応えてくれた。
エレカシを好きになって二度目の夏。
FCに入るのが一歩遅くて、先行に間に合わず一般でも玉砕して土砂降りの中外聴きした去年から一年、30回目の野音という記念の年に立ち会えた縁に本当に感謝しかない。どうにかこうにか言葉にして、この日のことを書き残しておこうと思います。
野音に着いたのは13時を回ったころ。何日も前から気にしていた雨は降ってない、よかった。
IDチェックが開始されたばかりで空いているそっちを先に行こうか一瞬迷ったけど、会場限定のタオルを手に入れたくて既にだいぶ長い列になっていたグッズ列に並ぶ方を優先。これは正解だったかな。IDチェックは買い終えたついでにすぐ出来たし、買い終えたのはなんと15時過ぎ!!2時間並んだなんて数年前のトイストーリーマニア以来だったよ...。販売時間の1時間前に並んでそこからさらに1時間かかるなんて、なんでこんなに時間がかかるのか、辿り着いた時にその謎が解けた。販売スペース、めちゃくちゃ小さいんですね。会場内への小さな入り口を塞ぐようにテントが張られて、ぎゅうぎゅう詰めでレジ10個くらい?そりゃこうなるなと納得。
途中でもうタオルは無理かな...と諦めかけてたけど、2時間並んだ甲斐あって買えました!よかった~。実はもうタオルは増やさない!って決めてたんだけど、デザインよかったから買っちゃった。せっかくだからこれからも使いたいな。あとはタオルと同じデザインのピンバッジのAと、象の水引ロゴのピンバッジを“末永く”の想いを込めて。目的のもの以外のものはよく見てなかったからわからないけど、私が辿り着いたときにはポップなロゴのピンバッジDは売り切れてた。一番人気だったのかな?
IDチェックを済ませて、印として左腕に蛍光ピンクの腕輪を装着。なるほど、こうやって見分けるのね。公園のベンチで少し休憩をしていると、15時半を過ぎたころにリハーサルが始まって、ライブで聴きたいと思ってた明日に向かって走れが聞こえてきたときには心臓がドクドク鳴った。はーやばい。どうしよう。しかも今日私一桁列だし(泣きそう)。それから明日への記憶と、トイレの列に並んでたら今度はリッスントゥザミュージックが!リハなのにすでに私の涙腺は崩壊寸前だった。
開場30分前には入場列に待機して、水たまりとダンゴムシを眺めながらまたじっと待つ。暑かったり雨が降っていたら過酷だったけど、肌寒いくらいで過ごしやすかったのはとても助かった。開場ギリギリまで続いたリハーサル。木々の向こうから聞こえてくる四月の風を聴きながら並ぶ贅沢。みやじが間奏で「エブリバディー!」と言った。ここにいるよー。
さっきまでグッズ売り場でせき止められていた入り口をついにくぐる。
初めて入る日比谷野音、森の中にある秘密のステージにものすごくときめいたよ。
【以下セトリ&感想】
※記憶違い、聞き違い、勘違い、感性の違い等あると思いますが、こんな人もいるんだな~と楽しんでいただければ!読んでくれる人いるかわかんないけど!
下へ下へと降りていって、辿り着いた世界にクラクラしそうだった。それはもう緊張で吐き気が...(大丈夫か)(だいじょうぶじゃないよー)。
初めての野音で引き当てた席は、中央より石君寄りのB2列。一番前の列には人を入れてなかったから、実質前から6列目という恐れ多いほど凄まじくいい席でした。ほんとなんかもう、ありがとうございます...ありがとうございます...
野外のステージが初めてっていうわけじゃないのに、照明がなくても外の明るさで楽器もマイクも、もちろん人も...乱視でぼやけずそのまま何もかも見えてしまうことにびっくりして思考が停止しそうになりながら、今にも雨が降り出しそうな空の下、冷静になって荷物をビニール袋で包んで合羽を用意。最初着てなかったんだけど、いよいよ開演時間が迫ってきたとき、少しだけポツポツしてきたので途中でゴソゴソしないようやっぱり羽織ることに。
開演時間を回って静かにメンバーがステージに登場したときは、近い...!細い...!と隣の方と思わず感嘆の声を上げてしまったよ。みやじの姿形を目の当たりにすると、本当にこの人はステージの上の人だなあとおもう。そしてみやじの顔を見て、今日、ひげ、ない!やったー!!やっぱりエレカシのみやじはひげがない方が好きだなー。ソロの撮影の関係とかもあるんだろうけどね。
みやじはノーネクタイのスーツ姿、石君はオーバーサイズのバーガンディ色のシャツ、成治さんは黒シャツにつばが大きめで赤リボンのハットをかぶって、トミさんは薄紫のロンTという赤系統な衣装だ。(1日目の写真が出ないので2日目の写真を。なんていい写真なんだろう...いや1日目もめちゃくちゃよかったけどね!1日目のみやじはずっと白シャツでした→https://rockinon.com/live/detail/187592?rtw)
あ、前に一度なんとなく呼び方を「宮本さん」に統一しよう!と思ったことがあったんだけど、野音で姿を見たとき「みやじ...!」と思ったので結局みやじに戻りました。または先生。自分の場合“宮本さん”って呼ぶの、なんか、小っ恥ずかしいのよね笑。どうでもいい話でした。
キーボードは細海魚さん(野音ではおなじみの方なのかな?)、で、今日はミッキーがいない...!?(後から出てきますが)ということは石君が大活躍ってことだね...!石君...!!席の傾斜が緩やかだったから、角度的に下手側がほとんど見えなかったんだけど、ギリギリ成ちゃんまで見えてずっと4人で演奏してる姿を見られたのはとてもよかったなー。
「よろしくお願いします」30回目の野音はシグナルで情緒溢れる幕開けを告げた。ああ...大好きなシグナル...!!歌いながら時々空を見上げるみやじ。私は今、本当にあの野音で、同じ空の下シグナルを聴いてるんだと思うと、感動と美しさで涙が出てしまった。“今はもう まよはずに行けるさ”
続いてみやじから弾き始めたのはあの曲!わーこのリフから始まる曲!大好きなのになんだっけ!!(えー!)愛と夢に入ってるところまでは思い出してたんだけど、そう!愛の夢をくれでした。みやじが「あなたなしではいられない」って歌うとなんだかどきまぎしてしまう。少し不適な笑みを浮かべながら歌う表情もよかったし、「それでも それでも」の歌い方と表情の色っぽさが最高でした。またその顔を斜めから見るっていうのも個人的に最高なのよね。それにしても歌声だいぶ調子よかったんじゃないかな!それがもう本当によかったし安心しました。
それから「聴いてくれ」と孤独な旅人。おー!!最後のチュッチュールルッチューイエー♪でみやじが手拍子するのに合わせて我々も手拍子。そっか手拍子するとこなのね。たのしー。それからついにリハでやっていた明日に向かって走れ!あのサビの「突っ走るぜ明日もたぶんあさっても」のところ、赤箱に入ってる武道館のみやじの声と石君の(だよね?)ギターとのユニゾンが大好きで大好きで、いつかあれを生で聴きたいと思っていたんです。野音で聴けるなんてな~~~(感慨)。石君はレスポール、逆に近さゆえかリハのがギターの音がよく聞こえ気がするけど笑、二度も聴けて大変美味しゅうございました。
みやじが、次の曲はニューヨークでレコーディングした曲って言って、なんでそれがライフだってことを忘れてたんだろう。え~なになにー?っと次の曲が大好きなライフの中でも最も好きな面影とはつゆ知らず、雨大丈夫そうだったから合羽脱いで腰に巻いていた私。いや例え思い出していたとしても、面影とは思わなかったな。なんとなく野音でやるイメージなかったし。
もう本当に、息が止まるほど驚いた。
大好きな曲っていうのもあるけど、だってその日の朝にね...
たった1曲だけ、聴きたいなとつぶやいた曲が鳴り出した瞬間の、あの時の驚きと喜びを私は何に例えよう!!!顔を覆った手をどけて、どうかなりそうなのを必死で必死で気を落ち着かせてみやじを見たらみやじが超かっこよかった。少し風が強くて、左頬になびく髪を、ギターを弾きつつ時折鬱陶しそうに手で払いのけていた。開演前に隣の方があまりの近さに「私しぬかも...」と仰って「しなないでください...!」って私言ったんだけどすみません私もしにそうです。面影〜〜〜!!(エレカシシャッフルで聴いてる)今日はやらないかな...でもいつかライブで聴きたいな。
— トコ (@rhythmhearts105) 2019年7月5日
「息がつまる位 あなたを信じてた 奇跡を呼ぶ位 研ぎ澄まされてた」っていう歌詞がとても好きで、最後が「今より遠くへ俺は行くのさ きっとあなたを連れて」で締めくくられてるのも本当に好き。今のみやじが歌う面影は、音源より力強さのある面影になっていた。聴かせてくれてありがとう。
MC。30回目の野音ということで、どうしようか考えて、やっぱりスペシャルなものにしたいと思ったと話すみやじ。ここでゲストの蔦谷さんとミッキーが登場~!蔦谷さんとは、あるライブに行ったとき偶然隣の隣の席でものすごく久しぶりに会ったそうで、これは何かあるっていうことでお誘いしたら偶然スケジュールも空いていて今回の出演に至ったようです。フェスも一緒にでるんだよね!
私が今唯一持ってる過去のライブ映像って、CDの特典以外だと25thしかないんだけど(でも25thのライブほんと大好きで一番観てる)、だから蔦谷さん来てくれたのはすごくうれしくて、蔦谷さんということは、翳りゆく部屋とかやるかなーと思ってそれも当たってたんだけど、始まったのがこうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたいだったのにはまたもや衝撃で私は後ろに仰け反ってしまったよ...これを野音で聴けるとはーー!!大好きな曲です。連続して何度も聴けないけど。体を折り曲げながら情感たっぷりに歌い上げる姿が、本当にこの歌の疲弊した青年のようで涙が出てきて、みやじの演じるように歌う姿を見るのが私はとても好きだと改めて思いました。
翳りゆく部屋のあと、金原さんも加わってリッスントゥザミュージック。みやじが金原さんを紹介するときに、野音でやるのが初めてで今日は緊張していますって言ってた。金原さん野音初めてなんですねー!髪切りましたねー!
リッスン、新春に続いて今度は野音の空の下で聴けてもう感無量だったし、みやじの声がね、25thのライブの声みたいにものすごくいい声で安定していて、アウトロもものすごくかっこよかったし、もう感慨と歌詞に泣いたところに彼女は買い物の帰り道を畳みかけられ、私、文字通り号泣してしまいました。涙が止まらなくてタオルでずっと頬を押さえながら聴いてたら、みやじと目が合った気がした(ということにしておいてくれ)。“揺れてる心でイッツオーライ”だよね。ありがとう。
たくさん泣いたあとは笑顔の未来へ連れていってくれるという完璧さ。間奏から明けるときにタイミングが合わなくて「もういっちょ!」歌い終わったあと「ちょっと長いバージョンでした」って言っていた笑。それから「ハナウタ聴いてください」わーーハナウタ初めて聴けた~~~。出だしで蔦谷さんのキーボードにトラブルがあったみたいで、一回止めてみやじがMCをしてちょっとひっぱる。「今日はなんとか雨も降らず、晴れ男...晴れ男なんているわけがない。晴れ男なんていたらハハハ。当然晴れ女もいない。てるてる坊主もありえない。」みたいに晴れ男とてるてる坊主全否定の宮本先生、ここでジャケットを脱いで(風も吹いて結構寒かったからここまでずっと着てたね)後ろを向いたとき、背中が汗で透けてたのがよかったです。エロくて。
仕切り直してもう一回。最初タンバリン3秒くらい振って捨てました。もうちょっと私を振って...!(タンバリンのきもち)しかしハナウタ歌う先生見るの好きだなーと思った。なんか、のびのび歌ってて、歌うのが気持ちよさそうで。どこかの「ふたり」って歌うタイミングで、上手側で指を“2”にしてるところがあってよく見えたのがよかったな。みやじのピースとかパーの手の形ってなんかかわいいんだよね。ウー♪でバンザイするのがかわいくて、私はあの手のひらから花が出てる気がするよ。
※イメージ(去年描いた絵)
明日への記憶を終えて、蔦谷さんと金原さんは退場。キーボードに再び細海さんで旅立ちの朝。そして今度はミッキーと替わって土方さんが招かれた。みやじが「先生」と言っていたけど、EPICをクビになってから四月の風などをアレンジしてもらった方と聞いて、あなた様が...!!ってなりました。素敵な方だったなー。みやじ、「(みやじから)ちょっと遠いのがさみしいんですけど。後から行っちゃおうかな。」だって!かわいい....!!!!!!!で、その言葉どおり、四月の風の間奏で土方さんのもとへ遊びに行ってました。めんこいのお。スペシャルな四月の風、すごい楽しかったし、悲しみの果てめちゃくちゃかっこよかったなー。すばらしかった。
それからもう1曲、今は亡き(大先生って言っちゃうとまずいな、と言っていたけど)佐久間さんに、土方さんにどうしても弾いてほしいと話して、それもあったからきっとこの曲で紅白にも出られたと、今宵の月のようにを。みやじがアコギを弾いた幻のバージョンがあって、それを30thのアルバムの特典に入れようとポニーキャニオンで大捜索してもらったけど結局見つからなかったという話も。それは知らなかった!
これは悲しみの果てだったかな、石君が土方さんと並んでギターを弾く場面もあってよかったな。実は曲に入る前に、みやじが石君に土方さんの方を指さして指示を出してるのを私は目撃してしまってたんだけどね笑。
こうして日も暮れたころ、第一部終了。はー、もー、なんだこれ...わたしのためのライブか...(ちげーよ)
第二部はガラッと雰囲気を変えて、細海さんキーボードのRAINBOWからスタート!最後のストップモーションで、後ろから光りを浴びたみやじがほんとにヒーローに見えて超かっこよかった。そしてもう1曲私にとってのヒーロー曲、かけだす男の連打だよ!!!!ああ、カメが降り出さなくてほんとによかった...。ごめん新春2019の映像観たとき唖然としちゃったんだよわたしは...!なんて絶妙な間違え方なの...!あのかけだす男のみやじ、なんとなく集中出来てない感じがするんだけど、今日はその私のもやもやを完全に払拭するような超絶かっこいい男前のかけだす男でした。石君のギターソロも光ってたなあ。そして次の日には本当に「ずぶぬれのまま」歌ったみやじ、どんなにかっこよかっただろう...!う、うらやましくなんかないもん...!(うらやましー!)
ここで男椅子が登場して、座面に座るみやじ。わざわざそう書くのは私が背もたれに座らないみやじを初めて見たからです。みやじだけを照らすように暗くなる照明、でも彼としてはまだ明るかったようで「明るいな」ともっともっとと自ら指示して、手元見えるのかな?ってくらいだいぶ暗くしてた。ギターをポロロンと弾いて、野音~♪みたいに即興で歌って、それから今を歌え...と思いきや、ワンフレーズ歌ったところで「「つきのぉぉぉよぉるよぉぉ」」と月の夜を絶唱。みやじの凄まじい声が7月の夜空に響き渡る。EPIC時代の曲は今回の野音でこの一曲しかやらないっていう珍しい年だったと思うんだけど、生で聴くとこんなにすごいのか....。すげえな...(語彙力)。気がついたら終わっていた。
圧倒されたあとは、野音と言えば!のトミさんのドラムから始まる武蔵野。イントロのトミさんのテンポに納得がいかない様子のみやじ、「聴け!」と声を張り上げる場面もありつつ、なんとか進んでほっとした。続くは俺明日、そして友達がいるのさ!私にとっては友達っていうかエレカシがいるのさっていう歌だよ。この場所で聴ける尊さを噛みしめながら聴いた。斜め上を見ながらみやじは言った。「おい、あいつまた、でっかいことやろうとしてるぜ」
「新しいゲストを紹介します!」とみやじが言って、蔦谷さん、金原さん、土方さん、ミッキーと、ステージに今日のメンバーが勢揃い(確かに“新しい”には違いない笑)。「蔦谷さんの声聴きたいですか?」と蔦谷さんにマイクを向けて、「ありがとうございました」と仰った蔦谷さん。こちらこそー!それからお一人ずつ、全員の声を聴かせてくれたんだけど(もちろんエレカシメンバーも!)、みやじの移動が早すぎて、金原さんの「光栄です」の途中で行っちゃったり、トミさんだけ若干言い回しの違う「どうもありがとう」でみやじ「なんて言ったかわかりませんがたぶんありがとうということです」と今日も慌てん坊な総合司会でした。そうだ、「あんまり盛り上がってないけどこっちは盛り上がってるからまあいいか」っていうのもありました。盛り上がってるよー!伝わってーー!!いやこっちも勝手に盛り上がってるからまあいいか(マネしてみる)。
この総勢9名で「みんなに捧げます!まあこんなもんだけど、こんなもんじゃないっていう曲です」と第二部を締めくくったのはズレてる方がいい。Aメロを歌いながら男椅子の上に立って、ドセンターでリズムに合わせておならブーする先生。なんで俺たち宮本に屁こかれてんだろうか、という空気になったかならなかったかはわかりませんが、椅子から落ちんなよ...!と男も女も大きな愛で見守っていたに違いない。
最後に9名で肩を組んでお辞儀。みやじがいろんなところの間に入って、ニコー!っとする度に53歳にズキューンされる俺。第一部の時も、何度か名前を呼んで一緒に腕を上げるシーンがあって、その度にめちゃくちゃかわいい顔で笑うからそりゃ母性も爆発するってもんです。そうそうどこでだったか、椅子の上に立って「見えますかエブリバディー!」って手を振ったのかわいかったなー。(で、そのあと「見えなくても仕方ないけど」ってw)
アンコールはエレカシの4人で!星の降るような夜にーー!あー、3人と一緒に歌うみやじが大好きだなあと再確認。目はみやじばかり追っちゃうんだけど、そう思うのだ。そして細海さんのキーボードが再び加わり、30回目の野音1日目はファイティングマンで終幕。
隣の方にお疲れ様でした、と別れを告げて、野音を後に。
その後、晩ご飯もろくに食べられないくらい胸がいっぱいの夜でした。
さて、ここからは本当に私の一人語りになります。(あなたまだ書く気)
私ね、ネガティブなことをネットに書くのはものすごく慎重に取捨選択していて、ずっと黙っていたけど、実はみやじが解き放て、我らが新時代を出した頃から、みやじとちょっと波長のズレを感じていました。雑誌のインタビューを読んでもだんだん温度差を感じてきて、新春2019を観てもスイッチが入らなくて、このまま離れてしまうのか、結局私の愛はそんなもんだったのか、野音も何も感じなかったらどうしよう、行けなくて泣いているひとがたくさいるのに...プレッシャーと焦りと不安でいっぱいで、この野音には本当に懸けていました。
だから最初に書いた(長すぎてもう誰も憶えてないと思うけど笑)“今度は野音で、恍惚するほど打ちのめされたい。”という言葉はものすごく重いものだったんだけど、今回、私がみやじのとりわけ好きな部分、みやじの繊細でメランコリックな歌がちりばめられた第一部は、1曲目のシグナルから持っていかれてもう本当にうれしかったし、特に面影のミラクルには、まだ波長は合っているんだと確信が持てました。歌ってるみやじ、ずっとかっこよかったし。(&時々かわいい)
こうやって勝手に悩むのは私の昔からの悪いクセなんだけど、どうもこれは、一生治らない気がします。これが私、ってことなんだろうな。
これからも彼のやり方には試されることがたくさんあるとおもう、歌いすぎて喉壊したりするのも辛いし。FM802のときも少しかすれた声をしていて、たくさん歌ってリハしてたのかなって。でも野音のリハで「エブリバディー!」って言ったのを聴いて、もう、仕方ないかなって笑。しかも今回めっちゃ調子よかったしね!
新春と野音、毎年約束されてるワンマンも、必ずしも行けるわけじゃない。今回は行くことができたけど、この先何年も中に入れない可能性は十分ある。そんな覚悟なんて出来てないけど、これから先、今日思ったことを思い出したい。
長々と書くより、短い言葉の方が伝わることもあるよね。
初めての野音。夢みたいな距離で、好きな曲の連打に何度も泣いて、雨にはほとんど打たれずかっこよさに打たれまくったライブだった。言葉の瞬発力がなくてまだうまく言葉が浮かばないけど、宝物の日がまた一つ増えた。もう二度とないかも、とは思わずに、また一年をがんばりたい。エレカシ最高。
— トコ (@rhythmhearts105) 2019年7月6日
エレファントカシマシ
日比谷野外大音楽堂2019
7/6Sat. セットリスト
第一部
1.シグナル
2.愛の夢をくれ
3.孤独な旅人
4.明日に向かって走れ
5.面影
6.こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい
7.翳りゆく部屋
8.リッスントゥザミュージック
9.彼女は買い物の帰り道
10.笑顔の未来へ
11.ハナウタ~遠い昔からの物語~
12.明日への記憶
13.旅立ちの朝
14.四月の風
15.悲しみの果て
16.今宵の月のように
第二部
17.RAINBOW
18.かけだす男
19.月の夜
20.武蔵野
21.俺たちの明日
22.友達がいるのさ
23.ズレてる方がいい
アンコール
24.星の降るような夜に
25.ファイティングマン
フェイスからお花届いてました。
そして一生懸命書いた象を思い出に。